ABOUT

TOKONAMEは、常滑焼の伝統を更新するチャレンジです。常滑焼急須に代表される、茶器を作るために蓄積された多様な技術、素材を活かしながらも、日本茶に用途を限定せず、ティーポットを中心としたティーファミリーを作りました。より多くの人に毎日使ってもらえるよう、効率よく安定した生産ができる石膏型を用いた作り方を選びました。しかしながら、職人の手による繊細な工程を経て完成します。その工程こそが、常滑焼急須の真髄です。クラフト風にするための味付けではなく、使い勝手を主とした良質なプロダクト(量産品)を作るために、常滑の急須職人がこだわってきた、無くてはならない工程です。

TOKONAMEの器は、新しく調合した土を用いています。昔から常滑で急須や湯のみに使われている様々な土の中から、白泥と呼ばれる白い土を選び、基となる白泥を新しく調合し、顔料を入れて多彩な色の土を作りました。釉薬をかけずに、高温で焼き締めているため、きめの細かな土肌そのままを感じることができます。

INTRODCUTION MOIVE

「やきものの街」常滑は、愛知県の知多半島の西海岸に位置します。やきものに適した土と、窯を作るために適した起伏に富んだ丘陵地形、運搬には欠かせない海に恵まれた常滑は、瀬戸・越前・信楽・丹波・備前と並び、日本六古窯とされ、その中でも最古、最大規模と言われています。平安時代末期に日常雑器の生産から始まり、時代の要請に合わせて、甕・朱泥の茶器・陶製土管・タイル・衛生陶器などを生産してきました。常滑焼は、やきものに恵まれた環境にありながらも、900年を超える歴史の中で多くの盛衰を経験してきました。今日まで「やきものの街」として発展してきたのは、他でもなく、常滑焼に携わってきた人々の苦心の賜物です。

有限会社 山源陶苑

479-0832
愛知県常滑市原松町3-7

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